虫歯治療で女児死亡との報道を受けて思う事【2018年2月17日】
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怖いニュースが飛び込んでまいりました。歯科医院で死亡事故です。
ニュースによりますと・・
虫歯治療死亡事件の概要
亡くなったのは2歳の女の子の山口叶愛ちゃん。
福岡県の小児歯科のようです。しかも去年の7月と言いますからまたなんでこんな遅くになって分かったんでしょうか?
虫歯の治療(8本の虫歯があったらしい)の後、体調が急変し2日後に死亡。
警察の司法解剖によると死因が「麻酔薬(急性リドカイン)の中毒による低酸素脳症」という事が判明。
局所麻酔薬のリドカインは血中濃度があがるとけいれんなど中毒症状をおこし、適切な処置がないと死亡することがあるそうです。
しかも、誤って血管に麻酔薬を投与した可能性があると!
歯茎に局所麻酔をした後、両親は叶愛ちゃんの様子がおかしくなった事に気づきます。体が硬直して目の焦点が合わないのです。
こともあろうに院長はそれを「よくあること」とし医院内で休むように言ったとか。
その後、45分して激しいけいれんにおそわれた叶愛ちゃん。車で近くの病院に連れて行かれましたが2日後に死亡したのです。
歯医者は自分できちんと選ばないといけません。
インフォームドチョイスが叫ばれます。確かに先生の腕前までははっきりわかりませんが、できる範囲で下調べしたいところですね。
HPを見るとか、口コミを探すとか、知り合いに尋ねるとかですか。
実はうちの妻も歯医者で麻酔を打たれて倒れたことがあるんです。その時も、病院で寝かされて終わりました。回復したのでいいようなものですが・・・
ですから、この院長先生がおっしゃるように「よくあること」なのかもしれません。それにしても生じた結果は悔やんでも悔やみきれませんよね。
2歳では、多分麻酔を打つのも初めてだったのかも知れません。
麻酔というのは本来、難しいもののようですから小児というだけでなく、麻酔の専門医などもいるところを探したいものです。
今回の先生がどのくらいの有資格者なのかははっきりわかりませんが・・・
追記:2020年9月29日
在宅起訴になりました。
2017年に虫歯治療で局所麻酔をされ、容体が急変した女児=当時(2)=への救命措置を怠り、死亡させたとして、福岡地検は28日、業務上過失致死罪で、福岡県春日市にあった小児歯科医院の元院長の男性歯科医師(55)=同県筑紫野市=を在宅起訴した。
起訴状によると、元院長は17年7月1日夕、別の歯科医師による虫歯治療後、顔色が悪くなった山口叶愛ちゃんの状態を十分に確認せず、酸素投与などの応急処置や、救急搬送などの救命措置を怠り、同3日、急性リドカイン中毒による低酸素脳症で死亡させたとしている。